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マネー・ボール旋風、再び!

そろそろ映画も公開になる
マネー・ボール
を再読してみました。
細かい数式は置いておいても、読むたびに自分で何かしらのアクションを起こしたくなる本。


この本はさまざまな野球選手の成績を元に算出して評価する(セイバーメトリクス)の本ではないです。
“球団”という組織を試合に勝てる組織へ導くための経営学の本であると思います。

①少ない資金でいかに勝てるチームを組成するか?
②勝つために必要となる野球選手の資質は何か?
③選手の成績を“見る”だけで資質を見抜くことができるか?
④同じ資質なら、いかに年俸を低く抑えて必要な選手を獲得・保有するか?

③をデータから追い求めるアプローチがいわゆるセイバーメトリクスですが、数ある指標の中でどの指標がチームの勝ちに繋がるか?(すなわち②)を論じるところが、単なるセイバーメトリクス本とは決定的に違うところ。
そして、それが机上の空論ではなく、MLBで実際に行われた事実であるところに大きな価値があります。
実際、この本が出版された後のアスレチックスには大きな注目が集まったし、松井秀喜選手の移籍時にもその着眼点を持ち出して語られることが多かったように思います。


しかし、昨今はこのアプローチも(ちょっとした)曲がり角に差し掛かっているとも言えますね。
1つは、そのアプローチが明らかになるにつれ、皆が同じことを踏襲し始めだすと、結局は今まで隠れていた資質をもった選手の年俸が高騰し、結果として①の命題を満たすためのアプローチにならなくなってしまうからです。
もう1つは、そのアプローチがあまりに野球という種目の技術的な素養をスタッフに求めないため、監督をはじめとする現場が受け入れるかどうか?という疑問も沸いてきます。
そして、最後にはそういった資質を持った野球選手が繰り広げる野球というゲームをファンが面白いと感じるかどうか?です。

セイバーメトリクスが全盛となれば、球団経営とチームの指揮に必要なのは野球に詳しくもない、統計学やパソコンに詳しい人々になるのかも知れません。


と、マイナス的な要素ばかりを書き出しましたが、冒頭にも書いたとおりで、自分なりに選手の良いところを評価して示したいという欲は野球ファンなら持つところ。
それなりに統計学をかじった私としても、目の前に親しみのある数値が並んでいるといろいろと思いを巡らしてみたくなるのも事実。





※追記
この本を含めて、過去に紹介した本は
 別サイト:Baseball Website by Maddog31
でも、一覧にして紹介しています。
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テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

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