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神奈川を制するものは全国を制すといえば夏の高校野球

よく「日本一の激戦区」と夏の甲子園大会の頃には形容されるのが神奈川県の予選大会。
随分と前から200校以上からたった1校の優勝校しか甲子園出場が叶わないことが、他の都道府県との“格差”的な表現で扱われます。
ただ、その予選出場校が多いことだけがクローズアップされるだけでなく、その激戦を勝ち抜いてきた高校はすなわち関東・東日本の雄として紹介されるほどで、横浜、東海大相模、桐蔭、法政二などの春夏での全国優勝経験校も多々あります。
そのような環境の中、各校の名前とも遜色ないくらいに知名度があるのがそれら有名校を指導する指導者の方々。
上述の優勝高のほか、昨今でも有力校に挙げられる日大藤沢、桐光、慶應、横浜隼人などの監督・指導者方を取り上げたのがこの
高校野球 神奈川を戦う監督たち
です。

横浜高の渡辺監督と小倉部長などはもう全国区の著名野球人といって差し支えない方だと思います。
実際に雑誌や書籍などでも、折に触れて指導者に至るまでの道から横浜高校での指導内容なども取り上げられています。
この本では、この2人と同等レベルに踏み込んだ内容で他の著名指導者の方にも触れてくれています。

ちなみに横浜高校と言えば、私が今まで見たことのあるプレーの中で秀逸だと思っている1996年の選抜高校野球の試合。
横浜高校vs八重山商工戦で横浜高校が見せたあざやかな挟殺プレーです。
このプレーについても本書で小倉部長のコメントがあり嬉しくなってしまいましたが、一年に一回あるかないかわからないプレーだが毎日の練習メニューに取り込まれている内容だ、とあっさり言われてしまうと、高校生たちは日々どのような練習をして、あの大舞台で見られるプレーは氷山の一角なのでは?と思ってしまいます。


また、この本では高校野球の指導者となったいきさつや、いわゆる修業時代の話は、あの高校のあの監督の指導法や作戦の考え方のルーツがどこにあるのか?という興味をそそられました。
数年前に甲子園初出場で活躍した横浜隼人のハツラツとしたプレーには、花巻東に共通するルーツがある!?
などといった話題も。

いずれにしても、これら全国区の強豪同士の監督さん達が日ごろから盛んに交流し切磋琢磨しているのですから、激戦区神奈川の高校野球のレベルはしばらく安泰なのでしょうね。




※追記
この本を含めて、過去に紹介した本は
 別サイト:Baseball Website by Maddog31
でも、一覧にして紹介しています。

テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

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